幼老複合施設で仕事をする場合、高齢者がケガをしないように注意する必要があります。子どもは元気に走り回ることが多いので、高齢者の近くで遊んでいるときには特にぶつかったり転倒させてしまう事も少なくありません。
転倒すると、骨折したり軽いケガでは済まなくなるケースもあるのです。そのため、子どもが高齢者の周りで走って遊んでいるときは事故が起きなよう、子どもや高齢者の動きにしっかりと目を配ることが大切です。
高齢者の横に立ち、子どもがぶつからないようにガードするのもよいでしょう。子どもの走るスピードが速く危険を感じる場合は、子どもに高齢者から離れた場所で遊ぶよう指示する事も必要です。
子どものおもちゃを高齢者が誤飲するケースもあります。おままごとで使っているおもちゃが何らかの形で口に入り、そのまま飲み込んだりのどに詰まらせてしまうことも考えられます。そのため、高齢者が子どもたちに近寄る場合は、おもちゃが口に入るような状況にならないように注意が必要です。
また、子どものおもちゃを高齢者が触ることで、特に小さい子どもはそれが分からずに取られたと思って怒ったり泣いたりする事もあります。それがトラウマとなり、子どもと接することを拒否するようになる高齢者もいます。そうならないためにも、子どもと高齢者が接するときには介護士も一緒に関わり、トラブルが起きないよう気を配りましょう。
子どものおもちゃを高齢者が触るときは「これ貸してね」と自分から子どもに声をかけるのもよいでしょう。場合によっては、おもちゃ自体を遠ざける事も必要です。